おだいっさん

 「おだいっさん」と呼ばれる大師堂があります。地蔵さん(地蔵堂)の隣にあり、毎月21日には世話人の皆さんが「般若心経」を唱え、祀られています。


 昭和6年頃、青田の高垣伊三郎氏の発案により、一番小川、二番吉田、三番からは五西月地区内各地(青田から順に)にわたる、「新四国応仁山八十八か所」が安置されました。当時、四国八十八か所を遍路として一巡するには、金銭的にも日数的にもなかなか実現がむずかしく、気軽に一巡できる新四国八十八か所を作ろう、としたものです。

 

当初の案では、五西月地区内の青田から本堂を経て、真っすぐ生石山頂に登り、生石から早月谷を下って、青田に帰ってくるという予定にしていました。ところが、当時、弘法大師への信仰の熱が高く、計画を発表したところ、五西月地区各字や近隣の地区からも要望があり、変更となったものです。当初の案では1日で一巡できる道程でしたが、足の速い人でも約4日かかる長いものとなりました。


2019年01月15日