五名谷川と早月谷川が吉田で合流し、中ほどでは伏羊谷川も注ぎ、こうしてできた早月谷川の両岸を中心に、吉田区は発展してきました。
3つの谷からの水の流れは人の流れを生み、吉田の人口を増やし、様々な店や医院を開き、製材所など多くの仕事場をつくってきました。同時に、人々の活動や交流が進み、各種団体の活動が活発に行われ、他所からも含め今では信じられないような大勢の人が集まっての花火大会などが長く催されたりもしました。
一方で、川の流れは時に猛威を振るい、度重なる大水害や山崩れを引き起こし、死傷者が出るなど、大きな災害をもたらしてきました。
そして今、時の流れとともに、川の流れも変化し、川沿いには高い擁壁ができ、道路網も整備されてきました。